お客様の愛を包みに添えて

「包」という文字は、母親のお腹にいる赤ちゃんの姿を表した象形文字と言われています。

その意味は、〈大切に守る、慈しむ、 いたわる、気配りをする、思いやりの心〉

贈り物を包むというのは、このような素敵な意味も持っています。

つまり贈り物は、贈る相手に対する＜愛＞なのかもしれません。

そしてラッピングは、その愛を運ぶ一つの方法なのです。

ですから贈り物には、何一つ同じものがなく、それぞれ素敵なストーリーがあるのです。

私には忘れられないお客様がいます。まだ20代前半の爽やかな青年。（※画像のラッピングはイメージで実際のラッピングではございません）

小さな立方体の箱に入ったアクセサリーをラッピングしてほしいと恥ずかしそうにご来店くださいました。

「僕、愛媛県出身なんです。これから彼女に会いに愛媛に帰ります。これは彼女へのプレゼントなんです。

でもいかにもプレゼントみたいに渡したくないんです。みかんを一つポイッと投げるようにさりげなく渡したいんです」って。

その心が可愛らしくて、その様子が目に浮かんじゃいました（笑）

で、どんな風にラッピングしたらいいか彼と色々考えて、それならみかんのようなラッピングにしましょうか？って冗談で言ったら、

「あっ！！それいいですね～」

その30分後、オレンジ色のペーパーで包み、グリーンのりぼんを箱の上に結んで、可愛いミカンのプレゼントが出来ました。

「渡したときに彼女の顔を早く見たいです！」

と、喜んでくださいました。

こんな時、本当にこの仕事ってなんて素敵な仕事なんだろうと思ったものです。

私たちスタッフは、お客様の気持ちを贈る相手にラッピングを通してお伝えするお手伝いをすることが何よりうれしいのです。

できることとできないことは限度がありますが、出来るだけお客様の要望にお応えできるように、提案します。

ですから、遠慮なく何なりと申し付けてください。

私たちはそのために、毎日店頭に立っているのですから。

そしてそのお手伝いをつつみ屋工房にさせてください。

皆様のご来店をお待ちしています。

※画像で使用している資材は数に限りがございます。お品切れの際はご容赦いただきますようお願い致します。背景はイメージです。

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