記念品に心を込めて
2月も後半を過ぎれば、もうすぐ卒業式シーズンがやってきます。
学校や式典などでもらう記念品は、熨斗(のし)紙に包まれていたり、
熨斗や水引を印刷した箱に収められています。
現在ではほとんど印刷したものが使われますが、
本来は掛け紙と熨斗、水引を使用します。
熨斗(のし)とは、右上の小さな飾りのこと。
鮑(あわび)の肉を薄く削いで干し、押し伸しを繰り返したものです。
かつて鮑は長寿や繁栄をもたらす縁起物とされていました。
やがて紙を熨斗包みの形に折り、熨斗鮑を模した色紙を包んだ折り熨斗が使用されるようになります。
現代ではさらに簡略化され、掛け紙自体に熨斗と水引を印刷した熨斗紙が多く使用されています。
水引の種類は大きく分けてふたつ。
何度でも結び直せる「蝶結び」は、出産や子どもの成長を祝う行事など
「何度繰り返してもうれしい」ことに用いられます。
一度結ぶと簡単にはほどけない「結び切り」は、
結婚や弔事など「一度きりであってほしい」ことに用いられます。
基本的には包装紙で包んだあとに熨斗紙をかける「外熨斗」が一般的ですが、
贈り物に直接 熨斗紙をかけて包装紙で包む「内熨斗」という方式もあります。
地域によって内熨斗、外熨斗が好まれるということもあるようですが、
贈り物をどんな目的で贈ったかがすぐに伝わる外熨斗は、
品物を持参する場合や、結婚や出産などのお祝いに。
本来、身内や自身に祝いごとがあった際に
「喜びをお裾分けする」という意味を持つ内祝いには、
控えめな感じを表現する内熨斗が適しているといえます。
近年では、お祝いを宅配便で送ることも増えたため、
配送中に熨斗紙が汚れないように内熨斗を使用することも一般化しています。
つつみ屋工房では、数量の多い記念品も心を込めて丁寧にお包みいたします。
形式だけではなく、包装にも贈り手のお祝いの気持ちを込めて。
中身と共に、包装まで思い出に残るラッピングはいかがでしょうか。
つつみ屋工房 日本橋高島屋S.C.店では、
お持ち込みいただいたお品物のラッピングを承っております。
【持ち込みラッピングサービス つつみ屋工房 日本橋高島屋S.C.店】
住所:〒103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋S.C. 本館1階 婦人洋品
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