「プレゼント」と「ギフト」
金木犀の匂いの香る気持ちの良い季節になってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は金木犀の開花が通年より2週間ほど遅いそうですが、ゆっくりと確実に季節は進んでいますね。
季節の歩みとともに、これからハロウィン、クリスマス、お歳暮、お年賀など、また贈り物のシーズンが訪れます。
ところで、「贈り物」を表す言葉、「プレゼント」と「ギフト」という言葉の違いについて、考えてみたことはありますか?
厳密には、「プレゼント」と「ギフト」は少しニュアンスが違います。
日本では、親しい間柄で交わされるカジュアルな贈り物を「プレゼント」、マナー色が強い贈り物を「ギフト」と捉えることが多いです。
厳密な線引きは難しいですが、例えば、親しい友人や家族同士で送り合う誕生日やクリスマスの贈り物が「プレゼント」、日頃お世話になった相手に贈るような、お中元やお歳暮といったフォーマルな贈り物などが「ギフト」などと捉えておくと良さそうです。
ちなみに、「プレゼント(present)」の語源は「贈り物、贈られたもの、贈り物として与えられたもの」という意味の中世ラテン語の 「presentia 」だそうです。また、言葉を分解すると、ラテン語で「前の、事前の」の意味をもつ「pre」と、「在る」の意味を持つ「esse」が入っていて、「前もって用意されたもの」という意味があるそうです。
一方、「ギフト(gift)」の語源は古ノルド語で「贈り物」の意味を表す「gipt」ですが、その言葉のイメージは、どちらかと言うと、「贈るもの」というより、「与えるもの」という解釈に近いそうです。
前述のように、日本語としての「ギフト」は、目上の人や同格の人に贈るご進物(差し上げる品物)などを意味しますが、英語の「gift」は日本語の「ギフト」とは反対に、「目上から目下へ」の贈り物を指すようです。その例として、たとえば「才能=神様の贈り物」という考えから、「才能」のことを英語で「gift」とも言います。
日本ではあまり意識せずに使っている言葉、「プレゼント」や「ギフト」ですが、このような意味や由来を少し考えるとまた面白いですね。
つつみ屋工房日本橋高島屋店では、多数の包材を用意しておりますので、「贈り物」の意味合いに応じて、ペーパーやりぼんなどの合わせ方をカスタマイズすることができます。
「プレゼント」としてのカジュアルなイメージ、「ギフト」としてのフォーマルなイメージなど、お客様の贈り物のシーンに合わせて、経験豊富なスタッフが、ラッピングコーディネートさせていただきます。
贈り物を渡すシーンや状況に合わせた細かな演出や色合わせも可能です。
秋風香る気持ちの良い季節、ぜひ店頭に足を運んでいただき、お客様の大切な贈り物のラッピングを当店にお任せいただければと思います。
スタッフ一同お客様のご来店心よりお待ちしております。
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