水引の基本①

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 明けましておめでとうございます。本年も皆様にとってご多幸の年となりますように社員一同心よりお祈り申し上げます。

 1月は贈りものの基本である水引や熨斗(のし)についてまとめてみたいと思います。本日は水引のお話から。水引とはのし袋や掛け紙などを結び止めるものを指します。贈りものの目的に応じて、結び方や色や本数に決まりがあります。水引は細く切った和紙を細く撚って(よって)紐状にしたものです。のりで固めて作られています。色は赤、白、金、銀、黒、黄が基本の色です。近年ではカラフルな水引もありますがとてもカジュアルなものになります。正式な贈りものには基本の色を使いましょう。慶事には赤白か金銀か金赤を使います。弔事には黒白、黄白、双銀、双白を使います。結ぶときは濃い色が右側に来るように結びます。(赤白ならば右が赤です。金銀ならば右が金です。黒白なら右が黒です)水引の本数についてですが、本来の習わしでは慶事は3、5、7の奇数、弔事は2、4、6の偶数にしますが、近年では慶弔関わらず5本とすることが多くなっています。そして、結婚のときは夫婦2人という意味合いで水引を2束用いて10本とすることが多いです。結び方については以下の3つあります。

□花結び(ちょう結び)

 おめでたいことに使うのが「花結び(ちょう結び)」です。水引の端を引っ張るとほどけて結び直すことができることから、何度あっても良いお祝いごとに使います。お歳暮やお年賀などに使います。結婚式では絶対NGです。

□結び切り

 水引の端を引っ張るときつく締まってほどけないことから、二度と繰り返さないようにという願いを込めるときに使います。主に結婚祝い、お見舞い、弔事に使います。

□あわじ結び

 結び切りの変型した物です。縁起物のあわびを模したものですので「あわび結び」という言い方もします。結び切りと同様に水引の端を引っ張るときつく締まってほどけません。使い方も結び切りと同様に結婚祝いや弔事に使います。また、さらに変型した梅結びや亀や鶴など縁起物を模したものもあり、慶弔だけでなくアクセサリーにしたり、日本の伝統工芸として海外でも人気が高まっています。

次回のブログでは様々の用途別に水引の種類や本数や色についてまとめてみたいと思います。次回の更新も読んで頂けましたら幸いです。

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