敬老の日

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敬老の日は元々9月15日でしたが、2001年に行われた祝日改正法でハッピーマンデー制度が導入され、2004年以降9月の第3月曜日を敬老の日と定め、国民の祝日となりました。その敬老の日の由来をご存知でしょうか?諸説あるようですが、その中から有名な3つをご紹介します。

■敬老会説・・・兵庫県多可郡野間谷村の村長が「高齢者を大切にし、村の発展のために知恵を借りよう」と敬老会を開いたのがきっかけという説。

■聖徳太子説・・・聖徳太子が建てた四天王寺の中に「非田院」というのがあり、そこに身寄りの無い高齢者を住まわせたことがきっかけとする説。非田院は現在の老人福祉施設のようなところ。

■養老の滝伝説・・・昔々、お酒の流れる滝から父のためにお酒を毎日汲んでいた息子がいました。その養老の滝に元正天皇が行幸した日が9月15日だったという説。

どの説も「高齢者を大切に」することから始まった習慣であることが共通していますね。ですから長年に渡り社会を支えてきた高齢者を労り、感謝して、長寿をお祝いする日にしましょう。

法律上、何歳から高齢者と定めてはいません。一般的には65歳以上と言われていますが、中には年寄り扱いをされることを嫌がる方もいるかも知れません。お孫さんができたら、目に入れても痛くはない孫からのプレゼントであれば喜ばない方はいないのでは無いでしょうか?お孫さんができたタイミングで敬老の日の贈りものをされるいいと思います。

ちなみに、かつての敬老の日だった9月15日は「老人の日」と定められました。ハッピーマンデー制度に反対した方がいたため老人福祉法により「老人福祉への理解を深め、協力して助け合い、高齢者が自らの生活向上に努めること」という目的で定められました。敬老の日と老人の日の違いはというと、敬老の日はお祝いですが、老人の日は高齢化社会に向けての啓発と言えます。どちらもこれからの高齢化社会において大切な日ですので、助け合って支えていきたいと改めて感じる日ですね。

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