包道
8月に入りました。
連日オリンピックの熱戦が繰り広げられています。
個人的に柔道はよく見る種目ですが、日本のお家芸でもある、礼節を重んじる所作に清々しさを感じます。
畳に入る一礼、試合直後の一礼そして、握手を交わす中に、敗れた選手も投げやりさはなく、お互いの健闘をたたえている。
この日の為に今までやってきた。
誰しもそうでしょう。
一瞬の迷いや、決断の分かれ目が勝負を決めます。
瞬時に後悔もあるでしょう。
駆け巡るこれまでの努力を全て包むかのように、礼で終わる競技は、道と呼ばれるにふさわしい。
柔道、剣道などは、昔は、柔術、剣術と呼んでいたようですが、そこに精神性を加え、道と言われるようになったとか。
また、華道、茶道なども、礼儀作法を重んじる日本文化の代表的なものです。
さて、では包むこと、これまた包道というかどうかはさておき、包む行為も、木葉や布などで、古来は神撰としてささげていました。
武家時代の折形と呼ばれる包みの原形では、包む物や、人に対して実に細かい決め事があり、礼をつくし、義を重んじるまさに道と呼べる日本の文化でしょう。
つつみ屋工房でも、日々、先様への礼を尽くした贈り物を包ませていただいております。
ご依頼主様共に、お喜びいただけますよう努めてまいります。
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